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LM0上の Float
配列 \(X\) の各要素 \(X[i]\) について、 \(Y[i] = (X[i] + 8) \times 8\) を計算し、LM1上に出力してください。
PE の中からは ALU の他に MAU(行列演算ユニット) という、浮動小数点数の積和演算ができるユニットが使えます。
MAU という名前ですが行列演算の他に要素ごとの演算も可能であり、\(A \times B + C\) の形で演算可能な、積和 fma
、乗算 mul
、加算 add
、転送 passa
が行えます。
例えば、Float
で積を求める fvmul
命令を用いて、$lm[0:8]
の \(8\) 要素それぞれの二乗を求めるコードは以下のとおりです。
また MAU にも ALU と同様に、直前の MAU 命令の出力を利用できるフォワーディングパス $mauf
があります。
その他の命令および詳細(符号の指定、入出力精度の変換など)は SDM 3.6.9「MAU 命令式」 をご覧ください。
なお、MAU の出力は正規化されます。指数部が \(0\) なら全ビットが \(0\) に、指数部のビットが全て \(1\) なら仮数部が \(0\) になるので、浮動小数点数でない小さい整数などを vpassa
命令によってコピーできないことに注意してください。
$lm[0:128]
/ ((16_MAB:1, 4_PE:1, 64:1, 2_W:1); B@[L1B,L2B])
$ln[0:128]
/ ((16_MAB:1, 4_PE:1, 64:1, 2_W:1))
/ \(0.0001\) 以下の絶対誤差が許容されます